作例集

作者: 谷6Fab店長

iPad Pro 用斜めがけスタンド

MDF板をレーザー加工機で切り出した部品を組み立てて、iPad Pro 用の斜めがけスタンドを製作しました。


制作のきっかけ

iPadのなかでもクリエイター向けに設計された iPad Pro。Apple Pencil を使って手描きで絵を描くこともできる、店長の愛用品です。

ある時、Twitterでプロのイラストレーターさんが、「液晶タブレット、ペンタブレットは、デスクにそのまま置くより、手前に傾斜させておいた方が良い」という話題をツイートしていました。

これを見て、iPad Pro を斜めがけするスタンドの制作を思い立ちました。

Fusion 360 で設計

設計はAutodeskの 3D CAD ソフトウェア「Fusion 360」で行いました。3Dプリンティング設計に使われることでおなじみですが、レーザーカッティング設計にも活用できます。

ちなみに谷6Fabではときどき、Fusion 360 でのレーザーカッティング設計が学べるワークショップを開講しております。開講予定があれば随時お知らせいたします。

レーザー加工機で部品の切り出し

今回は材料に2mm厚MDF板を使用しました。正式には中密度繊維板といって、おがくずを固めて作られる木材で、レーザー加工に向いた安価な素材です。厚みは一見頼りないのですが、立体的に組み合わせることで十分な強度が得られます。

Fusion 360 から書き出ししたベクター曲線を元に、この素材をレーザー加工機で切断することで部品を切り出します。

組み立てて完成

あとは部品を組み合わせて完成です。木材なので一般的な木工用接着剤で固定できます。

この製品で工夫したところを取り上げます。

  • 全体的に資材の節約を考慮しています。例えば、強度を得る目的で背面及び底面に施したX形状の骨格は、部品切り出し段階では2つに分けることで資材効率を上げています。分断した2つの骨格がしっかり繋がるように、カギ状にしたり、結合パーツを作ったりしました。
  • 側面は見た目の美しさを重視し、二等辺三角形状にしました。
  • テーブルの幅および下部の支え部分の深さは、iPad Pro の収納に使っているフリップケース「Flip Note」に合わせて設計しました。